セフレに対する考え方は、日本とは異なりドライな印象があるからこそ、洋楽を聞く時には文化の違いを理解しておく必要があります。
では、恋人同士の歌だと思っていたにも関わらず、セフレへの歌だと思う状況はどのようなものがあるのでしょうか。
セックスに対してオープンだから洋楽曲にセフレの歌が多い
洋楽は世界各国で様々なジャンルにより構成されているので、心情を訴えかけるラップや日本の演歌に相当するR&Bといったソウルミュージックまで様々です。
ラブソングの中にセフレに対する想いが描かれている歌が洋楽に多いことは、洋楽を聞き慣れていない人には気づきにくいでしょう。
セックスを行う相手と恋人を明確に区別する文化がある地域では、最初はセフレとして付き合いながらも恋愛感情を持ち恋人になりたいと熱い想いを寄せることは珍しくありません。
甘い歌にまとめてセフレへの想いを綴る曲がある
愛する気持ちを甘い歌にして囁く洋楽曲の中には、セフレに対する想いを吐露したものが少なくありません。
告白して断られても構わないと考える前向きな姿勢があり、セフレとしての関係と恋人としての恋愛感情は無関係という割り切った考え方が一般的です。
このため、セフレであっても相手のことが好きになったら、随時アピールするために愛情表現を散りばめることが多いわけです。
じっくりと歌い上げることで心情の変化や本音をまとめて描く洋楽曲
日本語に翻訳するとクサイセリフすぎて笑ってしまう人もいるはずですが、洋楽の歌詞としては渾身の作品が揃っています。
1音で1単語から1文節を充てる洋楽では、1曲に含まれるメッセージ量が元々多い傾向です。
中にはレゲエ・ヒップホップ・ラップといった韻を踏んで文章を吐露する洋楽曲だからこそ、ストーリー性を持たせた曲が多数発表されています。
・Romain Virgo「Stay With Me」
ジャマイカのレゲエシンガーが「This ain’t love. It’s clear to see.」という形で帰ってほしくない心情を明らかにしています。
・The Killers「Mr. Brightside」
ロックサウンドの中にセフレに対して愛を囁く繊細な歌詞が並んでいて、恋心をじっくり歌い上げている作品です。
洋楽のセフレを意識した歌は失恋ソングよりも愛を語る歌が目立つ
洋楽ではセフレ相手を意識した歌が数多く作品化されていて、日本では失恋ソングがセフレの歌に多いですが、洋楽では前向きな愛を語る曲も多いです。
このため、セフレに対して好きだという感情と愛情を訴えかけている曲が多く、好きになっても言い出せないといった片想いの心情とは異なります。
ダメ元で告白や願望をセフレにぶつけてみる
洋楽曲に恋人とセフレどちらに向けた作品か分かりにくくなる理由として、セフレという関係が比較的オープンなものだと考えられている点があります。
友達以上恋人未満でセックス経験がある男女という状態が珍しくなく、セックスしてみて相性が良ければ互いにパートナーができるまでセフレになろうといった割り切った関係が成り立つわけです。
セフレとして付き合っている最中に、セフレ相手のことが好きになった時には、遠慮なく好きだと告白してみることは当たり前に行われます。
告白されたからといって恋愛感情が無ければ、今は恋愛感情を持てないと断ってもセフレ関係には影響しません。
年齢に関わらずセフレへの恋心を歌う曲はある
日本の中高年にはセックスレスが多いですが、海外では中高年であっても積極的にセックスを行う傾向が強いです。
熟年カップルが当たり前のように成立するからこそ、セフレという関係には年齢差や性別すら時には無関係となります。
多様性を尊重する傾向が欧米社会では広く普及しているので、セフレという関係は必ずしも異性とは限らない点を洋楽曲を聴く時に意識しておかなければなりません。
聴く人に固定観念があると、洋楽曲のラブソングは作詞者のイメージとは異なる解釈となりかねません。
洋楽曲を鑑賞する際には、文化的な違いと表現方法の多様性を意識しつつ、自分なりの捉え方でセフレに対する想いを感じてみると良いでしょう。
洋楽ではセフレへの想いをまとめて歌にする傾向がある
洋楽は世界中で作詞作曲された作品となるので、セフレに対する直接的な想いがストレートに表現されていることが少なくありません。
セフレに対する意識が欧米ではオープンかつドライな関係であって、セックスパートナー以外は不干渉とすることが前提です。
しかし、セフレへの想いを曲に込めて贈るといったことは珍しくないからこそ、恋愛ソングだと思っていた曲が実はセフレへの愛情を吐露するものだという例があるわけです。
洋楽曲は1音に込められる言葉が邦楽よりも遥かに多いからこそ、自己表現としてセフレ相手に対する愛情を隠さずに曲を通して伝えることができます。